【国会】NHK番組改編問題 松尾武・元総局長が3年前の総務委では自己の編集関与を認めず

このエントリーをはてなブックマークに追加
1ブルーベリーうどんφ ★
 NHKの従軍慰安婦特集番組をめぐる改編問題で、平成13年の衆議院総務委員会で大出彰委員が同番組の放送時間
についてNHK上層部の関与を松尾武・放送総局長(当時)に問いだたした際、「現場からは短いという情報を得た
ので、編成は、違う広報番組を入れるから結構ですと返事をしたのが事実」と証言していた事が分かった。
 NHKは19日の「ニュース7」において、放送当日に松尾氏と番組制作局長、教養番組部長で協議を行い、
編集をして40分にしたうえで放送した、と番組制作の過程を説明している。

●衆議院総務委員会 第151回第8号議事録(平成13年3月16日)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/0094_l.htm#151
○大出委員 それではもう一つ、放送時間を短縮したと、実は批判の中で言われたりもしております。
放送時間短縮というのは、問題になっているのは二回目の、一月三十日の「問われる戦時性暴力」の
ところなんですが、四十分になっております。いろいろな報道の中で、最初は四十三分版をつくらされて、
さらに上層部の指示で四十分になったのだというようなことが書いてあるんですね。
そういう問題があるのだということが言われております。(略)
○松尾参考人 まず放送時間の問題でございます。これは一つの時間帯の目標、例えば四十四分、これは決めて
ございます。ですが、いろいろな事情で、内容がそれだけのものを持っていないとか場合によっては延びて
しまうというのは、日常茶飯で起こっております。そのときには、例えば一分の広報番組をやめたり、視聴者の
方はほとんど気づいてはおられないと思いますけれども、さまざまなそういう手だてをとっていくのが編成で
ございます。したがって、今回、現場からは短いという情報を得たので、編成は、それでいいですよ、それでは、
違う広報番組をそこにちょうど入れるのがあるから、どうぞその範囲で結構ですという返事をしたということが
事実でございます。(略)
○大出委員 (略)この関連の中で、いわゆる放送総局長がこういうのは編集しなきゃいけないと言って
指示をしたのではないかというような報道が出ておりまして、その放送総局長が取材に応じて、私ではない、
こう答えているんですね。
(報告・ブルーベリーうどん記者)