エイズへの抵抗力を左右 国際チームが遺伝子特定
【ワシントン6日共同】エイズウイルス(HIV)への感染しやすさや症状の進行を左右する遺伝子を、
米テキサス大を中心とする国際チームが新たに特定し、米科学誌サイエンス(電子版)に6日発表した。
既に見つかっているHIVへの抵抗力にかかわる遺伝子より、影響は大きいとみられるという。HIVへの
抵抗力の個人差を考慮した予防や治療を可能にする成果として注目される。
遺伝子はCCL3L1と呼ばれ、HIVがリンパ球に入り込むのを妨げるタンパク質をつくる。
一般に遺伝子は、父母から1個ずつ、計2個受け継ぐが、免疫に関する遺伝子は重複が起きることがよくあり
、CCL3L1も3個以上持つ人がいるのが知られていた。
(共同通信) - 1月7日6時59分更新
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