★ミサイル発射兆候で閣議 政府が運用案検討
・政府は25日、ミサイル防衛(MD)をめぐり、他国が日本に向けて弾道ミサイルを
発射する兆候を把握した段階で1安全保障会議と閣議を開催して、発射した
場合には迎撃するとの警告を発する2部隊指揮官に発射権限を委譲する−との
運用案の検討に入った。
発射から10分以内に着弾することが想定される弾道ミサイルを確実に迎撃
するとともに、文民統制(シビリアンコントロール)の確保を目指すものだ。
政府は自衛隊法など関係法を改正する。ただ、来年の通常国会では陸海空
3自衛隊を統合運用するための自衛隊法改正を優先するため、MD関連の
改正案提出は微妙だ。
MD関連の法改正は、11月に大野功統防衛庁長官が検討を表明。防衛庁は
(1)ミサイルが発射された場合、安保会議と閣議を省略して首相が防衛出動を
発令して迎撃(2)領空侵犯への対処と同様に部隊指揮官にあらかじめ権限を
委譲−の2案を中心に検討に着手した。
ただ、発射から着弾まで極めて短時間であることから「閣議を省略しても
発射後に首相らが対処方針を検討するのは時間的に不可能」(防衛庁幹部)と
判断。部隊指揮官への権限委譲については「迎撃した時点で交戦状態になる
可能性があり、全判断を任せるのでは文民統制が確保できない」(同)との
意見が大勢となった。
このため両者の「中間案」といえる事前警告案が浮上。ミサイルへの燃料注入
など発射の兆候が確認できた段階で安保会議、閣議を開いて警告を発し、
その上で指揮官に発射権限を委譲すれば、迎撃の実効性と文民統制が両立
できると判断した。
http://www.sankei.co.jp/news/041226/sei006.htm ※関連スレ
・【政治】日本にミサイルが飛んでくると、サイレンが鳴り響きます…政府、有事対応システム開発へ(dat落ち)
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1103443576/