【米国】同性「離婚」が出始める、マサチューセッツ州の合法化から半年

★同性「離婚」が出始める、州の合法化から半年、米国

　米マサチューセッツ州ボストン――マサチューセッツ州が今年５月１７日、
同性結婚を合法化してから７カ月が経ったが、各郡では早くも離婚する
同性カップルが出始めている。
　ボストンがあるサフォーク郡では８日、同郡初の「同性離婚」が成立した。
３３歳の教育関係者と３９歳の大学教授の男性カップルで、結婚が合法化
された日からわずか５日後の５月２２日に結婚した。
　離婚の理由は「お互いの気持ちのずれ」としている。調停で最も苦労したのは
３匹の猫の「親権」についてだったという。最終的に、大学教授が引き取った。
　ただ、猫を失った相手の気持ちをくみ取り、教授は「猫の近況、写真、
健康状態を定期的に相手に知らせる」ことを承諾したという。
　同州西部ハンプシャー郡では、初めての同性結婚が成立してからわずか
２カ月後、離婚の申請を受けた。
　ケンブリッジのあるミドルセックス郡が初の「同性離婚」申請を受けたのは
今月２日。クリーニング業を営む３８歳の女性と２７歳の学生で、３８歳の
女性が３カ月にわたる結婚生活で「ひどい扱いを受けた」として離婚を求めた。
　州当局によると、これまでに結婚証明書を受け取った同性カップルは、
４２６６組に上るという。さらに、記録にまだ記載されていないうちでは
数百組が今年中に結婚している。

- CNN/AP　http://cnn.co.jp/usa/CNN200412110003.html