★入国外国人の指紋採取へ・テロ対策の行動計画決定
・政府は10日午前、首相官邸で「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」
(本部長・細田博之官房長官)を開き、テロリストの入国阻止や情報収集に
必要な対策をまとめた「テロの未然防止に関する行動計画」を決定した。
入国する外国人の指紋を採取し、指定したテロリストを国外退去させる
ための法整備などを盛り込んだ。一部は次期通常国会に法案を提出する。
テロ防止の具体策として
(1)入国審査時に外国人の指紋を採取し、写真を撮影
(2)指定したテロリストの入国を阻止し、強制退去させる
(3)航空機や船舶の乗員乗客名簿を事前提出
(4)ホテルなどで外国人宿泊客の身元確認を強化
(5)民間の定期航空便に警察官が搭乗する「スカイマーシャル」を導入
――などを列挙。通達などで対応できる方策は今年度中にも実施する。
今回の行動計画は、日本の対テロ法整備が外国と比べて遅れていることを
踏まえ、「最低限実施すべき内容」(内閣官房)を個別法の改正などで
対応するにとどめた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20041210AT1E1000410122004.html