野口選手のシューズ作った三村さんら「現代の名工」に
卓越した技能を持つ今年度の「現代の名工」に24日、各分野の職人150人が選ばれた。
厚生労働省によると、最高齢は80歳、最年少は46歳で、平均は62・5歳。女性は8人だった。
今回は初めて個人推薦が実施され、都道府県や業界団体の推薦を加えた399人の中から選ばれた。
25日に東京都内で行われる表彰式では、兵庫県加古川市のスポーツシューズ製造工、三村仁司
(みむら・ひとし)さん(56)が代表して謝辞を述べる。
アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき選手や男子マラソン金メダリストのバルディニ選手
(イタリア)、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子選手ら一流選手のシューズ製作を手掛け、
特注シューズ作りの国内の第一人者として知られる。
「自分の作ったシューズを履いた選手が活躍してくれるのが、1番うれしい」と言う三村さんは、大手
スポーツ用品メーカー「アシックス」で「グランドマイスター」と呼ばれる。陸上をはじめ、様々な競技用
特注シューズを30年以上、製作してきた。
作ったシューズの数は本人も覚えていないが、表彰を前に「シューズは1人で作るわけではない。一緒に
作っている班の30人全員が選ばれたのだと思う」と、喜びを語っている。
(2004/11/25/00:56 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041124i512.htm 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/ その他厚生労働省のページを参照下さい
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1124-1.html