アジア主要12都市の首長らが参加する「アジア大都市ネットワーク21」の総会が
22日、ジャカルタ市内のホテルで始まった。東京都の石原慎太郎知事と北京の
張茅・副市長との間で激しいやりとりが続き、議長のスティヨソ・ジャカルタ特別州知事が
割って入る「ハプニング」があった。
複数の出席者によると、議論の火ぶたを切ったのは石原知事。午前中のセッションで、
北京市が主導する都市のヒートアイランド現象を防ぐ共同事業について張副市長が説明を
終えた後、石原知事が「中国は(地球温暖化防止の)京都議定書に加盟していない」と
切り出した。張副市長が「議定書は国の問題」と取り合わない姿勢を見せると、同知事は
「東京が大気汚染防止に積極的に取り組んだから政府が動いた」とたたみ掛け、議論の
応酬となった。スティヨソ知事が「では話題を元に戻しましょう」と間に入ったが、
会場は「重苦しい雰囲気に包まれた」(都関係者)という。
その場にいた都幹部は「知事は正論を言ったまで」と、発言を擁護するが、参加者からは
「国の政策を持ち出すのは場違い」(ジャカルタ特別州政府幹部)、「友好的な雰囲気を
壊す発言をわざわざしなくても良いのに」(都関係者)といった批判的な声もあったという。(
ソース:朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1122/017.html 関連記事:
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http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1101036975/