★ルーブルから15億円ダイヤ盗難 「手口ルパン並み」
・パリ・ルーブル美術館の地下街で開催中の古美術展から、大粒のダイヤモンド
2個、計1150万ユーロ(約15億円)相当が27日午後、何者かに盗まれた。
AFP通信などが警察の話として伝えた。
捜査当局によると、盗まれたのはスイスの大手宝石商ショパールが出品した
47カラット(推定600万ユーロ)と約30カラット(同550万ユーロ)の2個。
犯人は一般公開中の展示ケースを音もなく破り、最高価のダイヤだけを
持ち去った。目撃者はいなかった。警察は「警備の薄さも犯行の大胆さも
異例」と驚き、AFPは「ルパン並みの手口」と報じた。
警察は、係員が現場を離れた午後3時からの約15分間の犯行とみて、
関係者から事情を聴いている。警報装置も監視カメラも存在しなかったと
見ている。
一方、ショパールの経営幹部は、警備は万全だったとしたうえで「視察に
訪れるラファラン首相夫人を待っていた時間帯で、会場には係員が4人は
いた。多数の見学者に紛れた一瞬の犯行。プロの仕業であることは
間違いない」と語った。
古美術展は1年おきの恒例行事。9月15日から28日までの日程で、
ルーブル美術館の地下街「カルーゼル・デュ・ルーブル」で開かれている。
http://www.asahi.com/international/update/0928/005.html