大阪大の宮原秀夫学長は24日、大阪外国語大との統合について
今年中に双方で合意し、2007年度に実現させる方針を明らかにした。
大阪外国語大の是永駿学長も同日、統合に向け意欲を示した。
国立大はこれまでに12組24大学が統合しているが、今回のケースは
学生数や教員数で最大規模の統合になる。
両大学は5月末、副学長らで作る「連絡協議会」を設置しており、
今月末の第3回会合から統合した場合の学部や大学院の再編に
関する具体的な議論に入る。
阪大は、10学部で学生数約1万2400人。大阪外大は
外国語学部のみで学生数約3600人。
阪大の宮原学長は「時代を見据えた新しい学部や研究科を設置する上で、
人的なリソース(資源)が豊かになる」とメリットを話した。
大阪外大は、国からの運営費交付金が年々削減される方向のため、
単独では現在の外国語24言語の教育を続けられない懸念がある。
統合で言語の増設、世界言語の総合的研究センターの設置も視野に入れる。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040725i301.htm