★徳島市に2審も賠償命令 沈下橋転落事故
川が増水すると水面下に沈む沈下橋から車ごと転落し、死亡した兄妹の両親が
「転落防止措置を怠った」として、橋を管理する徳島市に約1億7000万円の
損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、高松高裁は22日、賠償額を約5900
万円とした1審徳島地裁判決を変更、約3000万円の支払いを命じた。
水野武裁判長は「転落防止措置を講じる義務があった」と1審判決同様に
市の管理責任を認めた上で、妹についての賠償額を減らした。
判決によると、2001年8月22日、社会保険事務所に勤務していた兄
=当時(25)=は、同じ事務所の臨時職員だった妹=同(22)=を車に
乗せて出勤する途中、徳島市の勝浦川に架かる沈下橋から転落。
2人は台風で増水した川に流され、水死した。
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/07/2004072201001475.htm