★若者離職防止、方策探る 企業・高校が意見交換 福井
・高校教諭と県内企業の人事担当者が高校生の就職問題を話し合う懇談会が
十五日、福井市の繊協ビルで開かれた。高卒就職者の早期離職が問題と
なる中、若者の職離れに歯止めをかける方策について意見を交わした。
高校卒業予定者の就職活動が本格化するのを前に、県産業教育振興会と
県経営者協会が毎年開いている。高校、企業、福井労働局の担当者ら
約百人が参加。「企業が学校に求めるもの」「学校が企業に求めるもの」
などをテーマに四グループに分かれ意見交換した。
高校側からは、若者の職離れに歯止めを掛ける方策として「徐々に仕事に
慣れさせるようなシステムづくりを」「学校教育の中で、社会の厳しさを理解
させる必要がある」などを挙げ、「企業も温かい目で指導、育成を」と要望した。
これに対して企業側からは「就職が決まってから入社するまでに、社会人
としての気持ちの切り替えが大切」「離職する若者には、ほとんど事前の
兆候がない。ちょっとした変化を見逃さないよう、職場ぐるみで見守って
いくという意識を持ち対応したい」などの意見が出された。
http://www.fukuishimbun.co.jp/topics.php?code=6811