羽田発広島行きの日本航空1601便(乗客85人)が30日、航空日誌
を別の機のものと取り違えて搭載していたため、いったん羽田を飛び
立った後に引き返し、2時間近く遅れて再び離陸していたことが分かっ
た。
この便は午前6時55分羽田発で、離陸体勢に入ってから整備士が間違
いに気づき、機長に無線で連絡したが、安全確保のためそのまま離陸。
約1時間後に引き返し、航空日誌を載せ替えて再び出発したのは同8時
45分だった。
この影響で、午前9時25分発を予定していた広島からの折り返し便も約
1時間遅れた。
日航によると、航空日誌は整備士が機長の氏名や整備内容などを記載し、
操縦室に搭載することが航空法で義務付けられている。
日航は「整備士と機長の確認不足。乗客らに多大な迷惑をかけた」として
いる。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040530AT3K3001F30052004.html