民主党の小沢代表代行が新代表に就任する見通しとなり、その後の党運営にも変化が
生じることが確実になってきた。小沢氏はさっそく、菅代表がまとめた年金改革関連法案を
めぐる自民、民主、公明の3党合意への不満をあらわにするなど、党内では「剛腕」と呼ば
れる小沢氏への不安も出始めている。
小沢氏は14日の代表受諾後の記者会見で、3党合意について、「政治理念、信条は変わ
らない」と述べた。記者団が「認めないのか」と念押しすると、「変わらない、と申し上げた
通りだ」と語気を強めた。
小沢氏は「民主党の年金改革案の実現を訴えてきた党員への背信行為で、到底賛成でき
ない」という立場だ。合意内容を盛り込んだ年金法案の修正案の採決が行われた11日の
衆院本会議にも、党の方針に反して欠席した。
それだけに、小沢氏の14日の発言に対し、中堅の衆院議員の1人は「小沢氏が3党合意を
いきなり破棄するのでは、という懸念がある」と漏らした。(いかりゃ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040514-00000313-yom-pol