【歴史】忍者・忍術とは? 研究家が上野で「全国サミット」【観光】
【三重県】全国各地の忍者研究家たちが集まり、それぞれの忍者・忍術論を展開する
「全国忍者サミットin伊賀上野」が二十九日、上野市内の紺屋町集議所で開かれた。
今月一日から五月五日まで市内各地で開催中の、忍者を題材にした観光行事「伊賀上
野NINJAフェスタ」の一環。今年で三回目。
今回のテーマは「忍者・忍術とは何か」。伊賀流や甲賀流、北条流など全国の忍者研
究家八人が、忍者姿で車座になり意見発表をした。
滋賀県甲南町の甲南忍術研究会長の渡辺俊経さんは、伊賀流や甲賀流などの忍者は、
戦国時代の情報産業の担い手であり、情報を入手して敵地から生きて帰還するための
みに武術を使用したとし「忍者はスーパーマンではなく、ごく普通の人たちだった」
と独自の忍者像を披露した。
会場には観光客ら約二十人が詰めかけ、各研究者の発表に興味深そうに耳を傾けていた。
(伊東 浩一)(中日新聞)
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