■2004/03/22 (月) お詫びと、台湾の事。
http://www4.diary.ne.jp/user/401628/ ところで、二十日、台湾の総裁選挙が行われ、一日中台湾のテレビ局のサイトで中継を見ながらいろいろな事を考えた。
結果的に陳総裁が僅差で再選され、その結果、現在、台湾は大混乱に陥っているが、
投票率が八十%以上という選挙に、正直羨望の念を抱いた。日本人より遥かに台湾の人々の方が民主主義が進んでいる、
と書くとお叱りを受けるだろうが、そう言ってもいい側面はある。
確かに、長い国民党の支配によって、集票システムが出来上がっているので投票率が高いという面を忘れてはいけない。
しかし、それでも、ある意味、日本より民主主義が定着していると言っても暴言ではないだろう。それもそのはず、
台湾の人々はリアルに政治に参加しているからだ。支那大陸から向けられたミサイル、支那大陸との経済関係抜きでは語れない台湾経済。
そんなアンビバレンツな状況が、台湾人に政治的なリアリティを課しているからだ。
国民党の集票システムの中、草の根的に僅差で勝利を勝ち取った陳陣営は、まさに民主主義の奇跡を起こしたのではないか?
二十一日の夜遅く、陳総統の就任演説を聞く事ができたのは、CNNを視聴できたからだ。
日本にとって本当に重要な台湾の総統選挙が日本のメディアではほとんど知ることができなかったいう異常な状況に、
私たちはもっと声を挙げて怒るべきではないのか? 支那では共産党の報道管制下、台湾の総統選挙のニュースはほとんどなかった。
いつから、日本も支那共産党の支配下に入ったのだろか? そういう疑問を持つのが当然だ。
しかも、かなり歪曲した報道をしているのではないか? しかし、日本の報道内容をあれこれ検証する以前に、
情報量の絶対的な少なさが大きな問題だ。日本のメディアは、いつから支那共産党の支配下に入ったのか?