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記事要約:
カナダの連続殺人犯ロバート・ピクトンの農場で食肉処理・発送されていた
豚肉の中に人肉が混じっていた可能性があると、州厚生担当者が語った。
ピクトンは2002年2月に逮捕されるまで、パートとして豚を飼育、食肉処理
していた。警察によると、彼は加工した肉製品を、無料または有料で友人・
知人に渡していた。
ピクトンは過去10年以上にわたって、行方不明になっているバンクーバーの
売春婦60人あまりのうち、少なくとも22人を殺害した容疑で審理を受ける
ことになっている。
「農場の状態と捜査で明らかになったことを考慮すると、食肉汚染が起こって
いた可能性は否定できない」と当局者は語る。
ピクトンの農場と豚の食肉加工操業は公式には認可を受けておらず、「それら
の肉が商業取引に出回った証拠はない」という。
この警告は警察からの情報をもとに発表されたが、ピクトンが逮捕される
までにどのぐらいの肉が出回ったのかまでは分かっていない。
被害者は麻薬中毒の売春婦たちで、バンクーバーの貧しいダウンタウン・
イーストエンド近郊から行方不明になっていた。
ピクトンは逮捕以来拘留されているが、容疑を否認している。
農場で集められた何千もの証拠から人間のDNAを調べる作業が必要なので
今年の終わりまで審理は始まらない予定である。