★東大が金融センター創設へ、世界に通用する専門家育成
・東京大学は経済界と連携して「金融研究センター」と大学院の金融専攻
コースをつくり、金融分野で世界に通用する研究に取り組むとともに、
研究者や民間実務者、政策担当者の育成に乗り出す。ものづくりでは
優秀な人材が輩出してきた日本が金融の分野で欧米に後れをとる現状を
打破する目的で、将来はアジア最大の研究センターにする構想だ。
初代の金融研究センター長には、民間から氏家純一・野村ホールディングス
会長(58)が就任する。
東大にとっては、法人への移行に伴う大型プロジェクトとなる。4日の経済
学部教授会で決めた。
金融研究センターは4月に経済学部内に発足し、05年度以降は本格的な
付属機関にして教授陣や施設を拡充する予定。大学院には「金融システム
専攻」コース(30人程度)を設ける。センターと大学院を合わせた金融の
教授陣は当面10人程度で、06年度には20人を超す計画だ。
06年度には経済学部に金融学科(定員100人)を設け、金融センター、
大学院と三位一体で運用する。 (一部略)
http://www.asahi.com/business/update/0305/063.html