■2004/03/08 (月) 慶應経済学部のおかしな入試問題
今年の大学入試センター試験の世界史で、歪曲された歴史観を持たないと解答できない設問が出題された。
強制連行があったと解答しなければいけない出題だった。2月14日の「酔夢ing voice7」でも触れた。
じつは、教科書問題の識者はまだ指摘していないが、慶應の経済学部の日本史でもおかしな入試問題が出題された。
南京大虐殺があった、毒ガスを使用したという前提の文脈が出題文になっている。この入試問題を作った慶應経済学部の教官が巧妙なのは、
以上の前提を否定し、受け入れないと考えても解答できるようになっている事だ。大学入試センター試験の場合は、馬鹿正直過ぎたということか?
今までもこういうことがこの10年くらいの間に行われていたのかも知れない。しかし、最近は、おかしいと思った人がきちんと声を挙げられるようになってきた。
大学入試センターの件は、前にも書いたように一人の受験生が訴える裁判にまで発展した。新しい情報だと、原告側に新たに二人の受験生が加わったという。
頼もしい話だ。捏造された歴史を強制されたくないという意思を持った人が、捏造された歴史教育で育った世代から出現するようになった。
慶應の件はまだ話題にもなっていないので、ぜひ、誰か取り上げてほしいと思う。
軍事史の諸局面問14の(ハ)は日本の侵略史観に即した文章が出題されている。それは、まだ目をつぶるとしても、(ホ)の出題は悪質だ。
「南京で非戦闘員を含む多数の中国人を殺害したほか、国際的に禁止の努力が重ねられていた毒ガス(化学兵器)を使用し、(略)731部隊を配置して(f)兵器を開発し、使用した」となっている
ご承知のように日本軍の遺棄毒ガスが支那の新たな訴訟ネタになっているが、日本側には全く責任のないものだ。この問題、(ヘ)の設問でも強制連行を匂わせる記述がある。
入試に関しての問い合わせは入試センター03-5427-1566
[email protected]と慶應は言っているが、「独立自尊」というスローガンを掲げた福沢諭吉は墓の中で激怒しているはずだ。
http://www4.diary.ne.jp/user/401628/