香典や県人会費も保険料 社保庁、交際費に「流用」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000152-kyodo-soci 公的年金保険料の社会保険庁事務費への流用問題で、保険料の一部が同庁長官の交際費
にも使われていたことが2日、分かった。1998年度から2002年度で総額約250
万円に達し、香典や県人会費にも支出。これとは別に、公用車の購入費約4億2000万
円にも充てられたことも判明。同庁は適正とするが、給付と無関係な経費に消えたことに
批判が強まるのは確実だ。
同庁長官の交際費は、98年度から02年度にかけ年50万1000円ずつ支出。民間
サラリーマンと企業が負担する、厚生年金と政府管掌健康保険(政管健保)の保険料から
半分ずつ賄われた。
このうち、同庁が使途を明らかにした02年度分の内訳は、香典代37万5000円の
ほか会合費に6万6000円、厚生労働省関係者の退官記念品代が6万円。会合費には、
堤修三・長官(当時)が出身地である長崎県人会に出席した際の会費1万円も含まれてい
た。
また、同庁が98−02年度に購入した公用車251台の代金約4億2000万円も保
険料が充てられていた。このうち厚生年金、国民年金、船員保険から計約2億9000万
円、残り約1億3000万円は政管健保。車には幹部専用車も入っていた。(共同通信)