【政治】テレビ朝日の捏造報道に「毅然と対応」…自民、出演自粛解除検討へ

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101名無しさん@4周年
【主張】テレ朝の過ち 「偏向体質」ただす努力を
テレビ朝日が、二つの不適切な番組づくりがあったことを認め、関係者を処分した。
政治報道に関したもので、第三者的に見ても明らかに不公正といえる内容である。
こうした過ちを繰り返すテレビ朝日に猛省を促したい。
 同局が「誤った編集」と認めたのは昨年九月放送の「たけしのTVタックル」で、
自民党総裁選に出馬した藤井孝男氏が拉致問題でヤジを飛ばしたかのように画像が意図的に編集されていた。
また「配慮に欠けた構成」と認めた十一月放送の「ニュースステーション」では、総選挙の期間中であるのに
民主党が勝った場合の閣僚予想名簿を約三十分間にわたり放送した。
 前者の場合は視聴者に藤井氏の政治姿勢への疑問を抱かせ、後者は民主党をPRし、
選挙で有利にはたらいたであろうことは明瞭(めいりょう)である。
 テレビやラジオが番組を放送するときは、放送法の第三条の二で「政治的に公平であること」や
「報道は事実を曲げないですること」などが義務付けられている。
誰でもが発行可能な新聞と違い、放送は特定の業者だけが、公共の電波を使用することを認められているからである。
 テレビ朝日の二つの事例は、明らかにこの放送法に違反しているといわざるをえない。
 同局の場合、平成五年にも総選挙をめぐり当時の報道局長が「五五年体制を崩す方向で報道した」と発言、
大問題となった。
 それだけに、今回の問題も単なるミスや認識不足ではなく、局全体に、特定の政治勢力に肩入れする
偏向体質があるからではないかとの疑念を抱かせる。
局自身でそうした点を厳重に検証すべきだ。
 一方で「ニュースステーション」をはじめとする民放全体の「報道のワイドショー化」にも問題がありそうだ。
そうした番組では、視聴率競争から報道の正確さ、公平さよりも、おもしろさや刺激性に重きがおかれがちだ。
 その結果として、事実をねじまげた編集が行われたり、視聴者の耳に聞こえの良い意見だけを流し、
公正な報道を損なう危険性を秘めている。
 放送関係者は、電波が国民全員のものであることを肝に銘じ、公正な番組づくりに当たってほしい。
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm