★遺伝子組み換え:屋外栽培に規制 来春条例施行へ 北海道
北海道内の遺伝子組み換え(GM)作物の栽培について、道農政部は21日、
研究機関を含め、すべての屋外栽培の中止を求めていく方針を固めた。
強制力のある条例制定までの過渡的措置として、今後策定するガイドライン(指針)に
屋外栽培の中止を盛り込む。GM作物を規制する指針を都道府県が定めるのは
初めてで、農林水産省が準備している同省管轄の試験研究機関を対象にした
指針よりも厳しい内容となる。道農政部は21日、農水省に道が策定する指針の
考え方について伝えた。
道農政部が策定した「北海道における遺伝子組み換え作物の栽培に関する
ガイドライン骨子(案)」によると、道がGM作物の屋外栽培を把握した場合、
道民に栽培実態を情報として提供し、栽培中止を要請する。栽培場所を移動
できない場合などは、他の作物との交雑や混入を防ぐために作物をビニールで
覆うといった措置を求める。大学や試験研究機関が行う栽培実験なども指針の
対象としている。GM作物の栽培を規制する条例は05年4月の施行を目指す。(以下略)
毎日新聞
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040122k0000m040153001c.html