【社会】"「物足りないね」と石原都知事" 19&20歳女性の芥川賞作品、書店に注文殺到★3

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46選考会の舞台裏
今朝のホーチの囲みコラムにもっと詳しい選考会の様子が載ってるな、抜粋すると

まず、各委員が1分ほど寸評を述べた。金原さんの作品をまず、強く推したのは自身も24歳で芥川賞に輝いた村上龍さん。
「エキセントリックな世界だが、その分、生きる女の子の、男に対する思いがキチンと描かれている。
毎回のことだが、手厳しいのは石原慎太郎さん。「この手の世界は私には分からんな、、、、、、」ビールをぐいっと空けた。
「では、綿矢さんはどうでしょう」編集者が、綿矢作品に話題を移した。
「微妙な人と人とのかかわりが、きれいに描かれているわね」高樹のぶ子さんが褒めると、委員の多くはうなずいた。
受賞作品は点数制で決まる。○が1点、△が0.5点、×が0点。5点以上の作品に受賞の権利が与えられる。
中略
5人が○を付け、他を圧倒したのが金原さんの「蛇にピアス」。
舌を切り裂く「スプリットタン」や入れ墨などの身体改造にハマる女性の、性衝動や心理をリアルに描いた内容を「分からん」と
言っていた石原さんも渋々顔で△を付けた。結局、「文句無しの作品」と受賞作に決まった。
意見が割れたのが綿矢作品だった。4人が○を付けたが、石原さんが×を付けたようだ。
最終的に「(総合で)5点以上に達しているから」ということで受賞作に決まった。
◆芥川賞選考委員会の顔ぶれ 池澤夏樹 石原慎太郎 黒井千次 河野多恵子 高樹のぶ子 
                    古井由吉 三浦哲郎 宮本輝 村上龍 山田詠美