★藤村氏が元副理事長の東北旧石器文化研、解散へ
旧石器遺跡の発掘捏造をしていた藤村新一氏が副理事長をしていたNPO法人、
東北旧石器文化研究所(宮城県多賀城市、鎌田俊昭理事長)が15日までに、
解散のための臨時総会を今月中にも開くことを決めた。
藤村氏は00年11月の捏造発覚後、同研究所を除名されている。研究所は現在、
解散のための収支報告書や財産目録などを作成している。個人会員は11人。
臨時総会でNPO法人の解散を決めた後、宮城県に届け出る予定だ。
同研究所は92年12月、東北地方の旧石器時代の発掘調査などを進める目的で、
鎌田氏ら3人による民間の考古学研究団体として設立。その後、北海道や関東地方
でも活動を展開し、相次いで年代をさかのぼる旧石器を発掘したとして全国的に
知られるようになった。00年8月にはNPO法人格を取得した。
鎌田氏は「最後はきちんときれいに終わらせたい」と話している。
朝日新聞
http://www.asahi.com/culture/update/0115/004.html