【文化】絶滅危惧の日本語、書物で保存 元電通局長が出版

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524名無しさん@4周年
ジェイミー・ドムスン&マーク・スミズ著『サムライの古着』(社会詩想社刊)より

八二
 君が、見事な太刀さばきで四人の盗人と戦っている年老いた浪人に加勢すると、彼は礼を言っ
た。「これはかたじけない、旅のお方。地獄で仏とはまさにこの事じゃ。そなたはわしの左側にい
る、そこの二人の相手をして下さらぬか」と君に耳元でささやいた次の瞬間、彼は剣の切っ先を
盗人達の面前に突きつけ、嫋々たる声で名乗りを上げた──
 
 「遠からん者は音にも聴け、近くば寄って眼にも見よ、我こそは搦手流太刀、最後の使い手と
して天下に聞こえる、丹下蛟斎なるぞ! この無礼者めら、膾にしてくれるわ! あ痛ッ!」台詞
の最後こそ不覚を取られはしたものの、剣の扱いが鮮やかだったのには訳があったのだ。この
伝説的な剣の名手とともに戦う機会を得た事により、名誉点に二点加算される。君は、蛟斎に
言われたとおりに、二人の盗人を相手にする。

 第一の盗人        技術点・八        体力点・八
 第二の盗人        技術点・九        体力点・六
 
五回目の攻撃が終わったら、蛟斎が君に加勢してくれる。
 
 丹下蛟斎        技術点・一一        体力点・九
 
 勝ったら、二四へ進め。戦闘の途中で逃亡する場合は、名誉点から一点引き、三八六へ。