国会会議録に、ハンセン病患者が朝鮮からの密航者であると報告されている。
http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_dispdoc.cgi?SESSION=20356&SAVED_RID=1&PAGE=0&POS=0&TOTAL=0&SRV_ID=1&DOC_ID=2344&DPAGE=1&DTOTAL=1&DPOS=1&SORT_DIR=1&SORT_TYPE=0&MODE=1&DMY=20838 終戦の混乱に乗じて朝鮮のハンセン病患者が大量に密航していた。
Link 国会会議録検索システム / 昭和23年6月4日衆議院本会議での榊原亨の質問 から
(榊原亨議員は日本医師会副会長であった)
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さらに問題となりますのは朝鮮人患者のことであります。
現在朝鮮人癩患者は、一療養所に約四、五百名くらい
收容せられておるのでございまするが
戰前朝鮮の小鹿島にありました約六千名の癩病患者は、終戰と同時に日本人
職員が引揚げたのを機会に、全部これが脱出をはかりまして
こ の 脱 出 い た し ま し た 六 千 名 の 癩 患 者 の 大 部 分 は あ ら ゆ る
手 段 を 講 じ て 、 日 本 に 向 け 多 数 密 航 し て き た の で あ り ま す 。
その一例を申しますると、兵庫縣の尼崎市におけるがごときものでありまして、これら
朝鮮人患者は、日本において一團を組織いたしまして、不良なる日本人または朝鮮人
と共謀いたしまして、いろいろ凶惡なる犯罪を犯しつあるのであります。そして、彼らの
一部が万一警察に捕われましても、前に申し上げた通り、何ら処罰を受けることなく、
そのまま癩療養所に再び收容され、彼らはますます増長いたしまして、療養所内の
秩序を乱し、勝手氣ままな生活をした後、折を見て再び三たび脱出するという順序を
繰返しておるのでございまして、療養所は、この種犯罪者の安全なる温床となつてお
るのであります。これらの点につきましても何らか緊急の処置を講じなければ、單に
一般社会への癩病の傳染の危險があるばかりでなしに、社会の安寧秩序の上から
申しましても、実に重大なる事態に至ることを憂うるものであります。