始皇帝の「阿房宮」は炎上せず、発掘調査で判明
【北京=佐伯聡士】6日付の中国各紙によると、秦の始皇帝が造営した大宮殿「阿房宮」(中国陝西省西安市郊外)は、
定説と異なって、楚の武将、項羽に焼き払われてはいないことが、
中国社会科学院考古研究所と西安市文物保護考古研究所が共同で実施した発掘調査で明らかになった。
約1年間にわたって、20万平方メートル以上を調べたが、
大量の灰や焼けた土など火災があった痕跡は発見されなかったという。
阿房宮は紀元前212年、始皇帝が渭河の南に建造を開始した大宮殿。
秦代末期に項羽が侵入し、3か月炎上したといわれ、これまで度々歴史小説の題材になってきたが、
項羽によって焼失した事実はなかったことになる。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20031206i513.htm まだ立ってないようなのでよろしこ