★摘発で重傷の少年治療費 県費不当とオンブズマン
・今年5月、ミニバイクで速度違反をした高知市内の少年(19)が県警交通
機動隊員に取り押さえられた際に重傷を負い、県警が治療費全額を支払った
問題で、市民オンブズマン高知のメンバーらが27日、県監査委員に対し
「県費で償うのは不当」として隊員や上司に約387万円を県に支払わせるよう
求める措置請求を行った。
請求書によると、今回の支出は公務員の不法行為により生じた。無抵抗の
少年に暴行しており、加害者や上司、県警本部長に責任の一端があるのは
明らかだ。県または県警本部は加害警察官や上司に対し、国家賠償法に
基づく求償権を行使すべきだ―としている。
この問題について県警交通部は当初、けがの原因について「少年は摘発の
前にミニバイクで転倒した」と事故による可能性が高いと説明し、「少年の腹を
足で押さえたのは制圧行為で、適正な職務執行だ」としていた。
ところが、11日の県議会総務委員会では一転し「少年の腹にひざを押し当てた
が力を入れ過ぎた」と隊員の行為が原因だったとし、治療費支払いを報告して
陳謝。少年が無抵抗だったことも認めている。(一部略)
http://www.kochinews.co.jp/0311/031127evening01.htm#shimen1 ※元ニュース
・5月16日午後10時半ごろ、ミニバイクが28キロの速度超過をしたのを確認。
サイレンを鳴らして追跡を始めた。ミニバイクは歩道を走るなど約2キロ逃走。
時速15キロほどの低速でパトカーとミニバイクが並走した際、隊員が窓越しに
少年の腕をつかんで停止を求めた。直後に、ミニバイクはバランスを崩して転倒した。
その後、歩道で少年を取り押さえるため、両肩をつかんでいた隊員が腹などを
足で押さえつけて制圧した―という。
今回の問題について、県警の宮崎隆志交通部長は「適正な職務執行だと考えて
いる。暴走行為については多くの苦情が寄せられており、今後も取り締まりを
強化する」とコメントしている(一部略)