★農水省:遺伝子組み替え作物栽培で指針策定へ
農林水産省は20日、独立行政法人などの研究機関が屋外の試験水田などで
遺伝子組み換え作物を栽培する際、周辺農家や消費者とトラブルがないよう
情報公開や、花粉の飛散防止などの徹底を求めるガイドライン(指針)を来年
2月にも策定する方針を決めた。
遺伝子組み換えイネや大豆などを実験栽培する場合、現在は生態系への影響が
ないよう農水省などの事前承認を求める指針はあるが、組み換え作物の花粉が
飛散して隣接農家の作物と交雑するのを防いだり、周辺への情報提供を促す
指針はない。研究機関によって対応が異なり、混乱の原因になっている。
香川県で独立行政法人・近畿中国四国農業研究センターが組み換えイネを
01年から栽培していたケースは、市の広報誌と住民説明会で1度だけ周知されたが、
03年になって市民団体が「今まで知らなかった」と反発。「近隣のイネも交配が不安だ」
と廃棄を求める事態に発展するなど、トラブルが増えている。
このため農水省は情報提供の手段や、一般の農地からどの程度の距離を置けば
交雑しないか、防鳥網やフェンスなどの防止措置が有効かを検討し、具体的な基準を
指針にまとめる。都道府県の農業試験場にも送付し、適用を促す。
毎日新聞
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/keizai/20031121k0000m020072000c.html 関連スレ
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http://news5.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1069154206/