男性は結婚資金やマイホーム、女性は海外旅行などレジャーのために貯蓄する−−
学校法人の産業能率大学がこのほど実施した「新入社員のマネー感覚調査」から若手男性の堅実志向が
浮き彫りになった。女性よりも男性のほうが、給与水準の切り下げなど将来の経済的な不安を感じているようだ。
貯蓄を始める動機を尋ねた(複数回答)ところ、男性は「結婚資金」(48%)、「マイホーム資金」(46%)が
上位を占めた半面、女性は58%が「海外旅行などのレジャー資金」と回答。
「パソコンなどの高額商品」も30%を占め、「マイホーム資金」は22%にとどまった。
初任給の使い道についても男性の23%が「できるだけ貯金にまわす」と回答したのに対し、女性は11%だった。
ただ、将来の自分の給料がどうなるかとの問いには、男女とも7割前後が「確実に上昇するとは限らない」
「場合によっては下がる」と厳しい見方だ。
調査は今年4月入社の全国の男女600人を対象に今春、実施。有効回答率は77%だった。
asahi.com
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