【国際】米入国に指紋、顔写真登録を義務化、ビザ所有者対象に

【国際】日本入国にＩＣタグのインプラントを義務化、まず刑法犯対象で


日本政府と外務省・警視庁は２８日、外国人の入国時に個人情報を登録したＩＣタグ
の埋め込み技術と検出用小型受信機器を公開した。マッチの頭ほどの特殊カプセルに
入れられたＩＣタグには国籍や姓名のほかに、過去の犯罪履歴や犯罪内容、服役の有無
などの情報が登録されており、これらの情報は場合に応じ捜査機関によって更新される。

米同時多発テロの教訓と年々増大する外人重罪犯罪を踏まえ、パスポートのみに依ら
ない個人認証や偽造ビザを使った刑法犯の入国阻止を図るのが主要目的で、検出用機器
は日本国内の全空港と港湾施設に順次設置されており、来年１月５日から本格運用される。

既に昨年末より極秘に、強制退去になった刑法犯に対してインプラント処置が実施されて
おり、(再入国による)犯罪の抑止に効果を上げているという。惨獄人以外の刑法犯の発生
が(日本国内で)少ない国の渡航者などは、しばらく様子を見る模様だ。

最初の試験運用は、今年始めから成田・羽田・関空の3空港と新潟港で実施されており、
巧妙な偽造パスポートを使用したり整形をした重犯罪者の入国を確認、関係機関の連携
により３つの犯罪組織の壊滅と2つの凶悪事件を未然に阻止したとされる。

これまでは、年間数百万人に及ぶビザ所有の惨獄人入国者の指紋と顔写真を、入国時に
電子データとして極秘収集し、指紋はスキャナー方式で自動採取していた。
出国時の登録情報の更新方法は検討中だが、まずは出国日時が査証で許可された内容に
違いがなかったか等を確認・更新する方針であるという。

ＩＣタグのインプラント位置は極秘とされているが、公安関係者によると『摘出が非常
に困難なところ』としか明かせないという。しかしこのシステムが本格運用された暁には、
ＩＣＰＯとも協力した国家間犯罪の撲滅にも効果があるのではと、早くも世界各国の捜査
機関などより問い合わせが増えており、イラク統治に支障をきたしている米国政府からは
サンプルの提供を求められているという。

引用元
http://cnn.co.jp/usa/CNN200310290023.html
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200209/30/5.html
http://www.pc-view.net/Special/031017/page2.html