>>715 KDDIは、2GHz帯におけるCDMA2000 1xEV-DO方式の通信サービスを、10月31
日より都内の一部エリアで開始する。2003年4月から提供していた試験サービスを
商用化するもの。パソコン向け専用サイトのみで受け付ける。
KDDIではこれまで、2GHz帯における1xEV-DO方式の試験サービスを提供して
いた。今回のサービスは、この試験サービスを商用化したものとなり、これに伴って
2GHz帯専用端末「DO-BOX」も明らかにされた。KDDIのISP「DION」に接続して、
無線パケットデータ通信が可能となる。
対象となるのは、東京都の環状7号線の内側でかつ、隅田川より西に位置する15
区。今後順次対応エリアは拡大していく予定。基本使用料は、無料通信分19,500
円分を含む月額21,000円となり、端末レンタル料として月額6,000円、事務手数料
2,700円が別途必要。
1パケットあたり0.1円で提供され、2003年10月31日〜2004年3月31日まではキャ
ンペーン期間として、無料通信分を超過しても利用しても無料となる。つまり、期間
中は月額2万7,000円で下り最大2.4Mbpsのデータ通信が定額で利用できることに
なる。
KDDIによれば、今回のサービスは大容量データを受信するヘビーユーザー向け
のものだという。22日に発表された800MHz帯の1xEV-DOサービス「CDMA 1X
WIN」でも、PCカードタイプの端末で大容量データ通信が可能となっているが、
800MHz帯との棲み分けについて同社では、「800MHz帯はいずれ逼迫する」とコメ
ント。2GHz帯は800MHz帯のサービスを補う意味もあるようだ。なお、KDDIでは
800MHzと2GHzのデュアルバンド端末なども検討しているという。