【ムネヲ】鈴木宗男氏、北海道7区から出馬へ 新党構想は断念

このエントリーをはてなブックマークに追加
受託収賄罪などに問われ、公判中の前衆院議員鈴木宗男被告(55)が、28日に公示される総選挙に
立候補する方針を固めた。北海道7区(釧路、根室支庁)から無所属で出馬する意向だ。複数の後援会
幹部が明らかにした。「新党」を結成し、比例区北海道ブロックから立候補する構想は断念した。
18日に釧路市内で開く後援会役員会で支持者に伝え、その後、記者会見する。

鈴木前議員は、疑惑を受け昨年3月、自民党を離党した。6月に逮捕され、四つの罪で起訴されたが
一貫して無罪を主張。衆院議員としては最長の437日にわたって勾留(こうりゅう)され、8月下旬に
保釈された。9月以降は地元選挙区を訪れ、後援会の会合を繰り返していた。

北海道7区(旧13区)で自民はコスタリカ方式をとり、当初は鈴木前議員が小選挙区、北村直人氏(56)
が比例区北海道ブロックに回る予定だった。しかし、鈴木前議員の離党を受け、北村氏の7区出馬が
決まっていた。

鈴木前議員は96年選挙では小選挙区で落選し、比例区で復活当選。00年選挙では比例区の単独
候補として当選した。小選挙区で当選した実績はない。建設業界などを中心に地元には待望論もあるが、
厳しい選挙が予想されている。このため、歌手の松山千春さんと「新党」を結成、比例区から出馬する
ことが検討され、15日の中央選管での事前説明会には秘書が出席していた。

7区では自民が北村直人氏(56)、民主が仲野博子氏(44)、共産が八木靖彦氏(63)をそれぞれ
擁立する。

http://www.asahi.com/politics/update/1018/001.html