【政治】小泉首相「郵政民営化、民主党にはできない。必ず党の公約にする」【公約】

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271名無しさん@4周年
破壊だけでは改革と呼べぬ   舛添要一
http://www.masuzoe.gr.jp/topics/fuji/2003_07_19.html
小泉内閣が提唱する構造改革の最大の問題点は、その改革によって日本がどう
なるかという姿を示していないことである。改革の行き着いた先が明るい国でなく
て、何のための改革であろうか。
 たとえば、郵便局を民営化したら、どんな良いことがあるのか。他方では、りそ
なへの公的資金の導入のように、民間銀行を国営化しつつあることの皮肉をどう
説明するのか。「金融改革」の名の下に、金融機関の数が減り、地域経済を支え
る金融システムが崩壊していく中で、産業の再生など不可能であろう。
 道路公団を民営化したら、高速道路網がもっと迅速に日本中に広がって、料
金も無料になるのか。ETCの導入の例を見ても分かるように、こんな効率の悪
い組織は徹底的に改革すべきであるが、そのことと公共財としての高速道路の
整備とは別の問題である。
 自分の在任中は消費税増税はしないと小泉首相は言うが、では何を財源と
して国民のためのセーフティネットを構築するのか。
 「改革には痛みを伴う」というのみで、将来のこの国のかたちを示せないのな
ら、改革の名には値しない。