「小泉首相負けたら石原新党」 伸晃行革相 爆弾発言
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/sep/o20030907_10.htm 総裁選は告示前に早くも「小泉再選」が確実の情勢。総裁選で敗れたら
という伸晃氏の前提条件は、今のところ可能性が極めて低い。しかも、
慎太郎知事の盟友、亀井静香前政調会長(66)は総裁選に出馬している。
なぜ、この時期に伸晃氏は意味深な発言をしたのか。
石原家の三男・宏高氏(39)は、自民党都連から東京3区での出馬を
要請されている。宏高氏はまだ返事をしておらず、慎太郎知事も「本人が
決めること」と話すにとどまっている。しかし、一部には宏高氏が「石原
新党」から出馬する可能性を指摘する声もある。10月解散、11月選挙
となれば、結論を出す時期が近づいているのは確かだ。
総裁選直後に解散、選挙となった場合、民主、自由両党合併で勢いづく
「新民主」が都市部を中心に自民党を苦しめる可能性は高い。選挙を先延
ばししても、小泉首相の支持率が今の50%台を維持できる保証はない。
その際、新民主との競り合いで苦しむ小泉自民を救う形で連立に乗り
出す「石原新党」が「第3極」として浮上。父と行動をともにするのが、
最終目標とみられる伸展氏の狙いもここにある。
慎太郎知事にとって首相になるチャンスは「来年の参院選までで最後」
(関係者)。伸晃氏の発言は、総裁選圧勝が見えてきた小泉首相への
エールであるとともに、自分たちの存在をアピールする意味もありそうだ。