コンピューターウイルス「MSブラスト」と同じような経路でパソコンに侵入し、
MSブラストがあれば除去してしまう亜種「MSブラストD」(別名ウェルチア)
が出現した。ワクチンソフト大手のシマンテックによると、日本からの感染報
告は19日午前10時現在で191台、世界では9600台余り。パソコンの動き
が遅くなるほか、ネットが込み合うなどの障害を引き起こす可能性もあり、専
門家らは亜種の働きを解析中だ。
この亜種は、本家のMSブラストと同じく、米マイクロソフトの基本ソフト(OS
)のウィンドウズ2000と、同XPにある欠陥を通じてパソコンに感染する。また、
別の欠陥からも侵入できる。
ワクチンソフト大手のトレンドマイクロによると、ブラストに感染したパソコンで
は、亜種がブラストを除去したうえ、ブラストの侵入原因となったOSの欠陥ま
で直すという。
亜種を取り除くプログラムは、ワクチンソフト各社のサイトから入手できる
http://www.asahi.com/business/update/0819/066.html