住基ネット問題で康夫ちゃんが離脱しないとしたこの理由、なんかヘンだよね。
>市町村は県を経由しなくても、各市町村や都道府県、国と住基ネットシステ
>ムで接続している―と判断、「離脱はでき得ない」と述べた。
http://www.shinmai.co.jp/kensei/2003/0007.htm 実際には、市町村からのデータは県庁内にある専用ルータを通して全国センタ
と送受されるシステムなのだから「県を経由」しているんだよね。
康夫ちゃんは県と市町村は並列していると説明していたけど、これは住基データ
ベースの位置付けの話で、ネットワークとしては市町村⇒県⇒センタという流れ
において県は中継の役割を果たしている。
こんなことは県の審議会でとっくにわかっていた話で、というかわかってなくて
審議してたら驚きなんだけど(藁、彼らの説明資料もちゃんとそうなっている。
http://www.pref.nagano.jp/soumu/shichoson/jyukisys/singikai/siryo8-5.pdf なぜそんな詭弁を使ってまで離脱しないと言ったのかを考えると、離脱に手を挙げ
た市町村がなかったからじゃないかな。
もともと県は住基ネットで市町村をサポートする立場なのだから、知事が勝手に
離脱を決定することは違法であるとされており、康夫ちゃんも審議会も肝心の市町
村から離脱したいと申入れがない以上、どうしようもないはず。
8回にわたって全県回って説明会を開いたけど、離脱を表明する自治体は皆無だっ
たし、町村会と市長会も離脱反対の立場を表明していたよね。
つまり、県が離脱しますというのは余計なお節介だったわけで、その意味では7月
末時点ですでに「離脱できない」というのは康夫ちゃんも感得していたはず。