【社会】岐阜県副知事が首つり自殺

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117名無しさん@4周年
梶山理論、爆裂!

〇地方分権改革推進会議案の三位一体論は、読んでみると財務省の役人が書いたようなペーパーとなっている。
国の財政再建はやらなくてはいけないが、国の財政金融経済政策の失敗を一方的に地方につけを回すということ
では本当の意味の国の財政再建にはならない。財政再建は一つは行政コストの縮減という課題があり、これは国
も地方も共通の課題である。岐阜県では、建設事業の事業費の圧縮を計画レベルから設計レベルまでチェックし、
5年間で20%カットして累積額1千億円となっているが、それに相当するような努力を国がやっているのかど
うか。行政コストの削減は、国、地方を通じて共通してやらなくてはならない。自治体ももちろん真剣に取り組
んでいくべきであり、絶対に無駄は許されない。同時に国がどれだけ真剣に行政コストの縮減に取り組んでいる
のか甚だ疑問だと思う。そしてギリギリにコスト縮減を行っている自治体にとって、さらに財源をカットされる
ことは、コスト縮減の域を越えて、住民に対する行政サービスをカットするということに至らざるを得ないと思
う。
岐阜県の場合、この試案で影響の受ける地方交付税をいろいろな前提でシュミレーションすると、県では421
億円、市町村では824億円の影響を受ける。これを行政コストの縮減だけで耐えられるかどうか、結局住民サ
ービスをカットするということにならざるを得ないのではないか。そうであれば、国の方で作る政策というのは、
国民にこれだけの行政サービス水準をカットするから辛抱してくれというメッセージがなければいけない。自治
体における行政コストの縮減の問題と住民レベルにおける住民サービスのカットを混同されているのではないか
と思う。一部国の人は自治体がえらい無駄をやっているというような誤解もあるが、大半は一生懸命努力してい
る。その上に財源をカットするということは住民サービスをカットすることであり、国の政策として、そういう
ことを想定し前提とするなら、勇気を持って国の政策として直接国民にアピールすべきではないか。ただ自治体
を泣かしておけばいいというものではないと思う。
118名無しさん@4周年:03/07/27 17:16 ID:/eHk7dLn
長期的な問題として国、県、市町村の重複行政が膨大な無駄を生んでおり、この改革こそ国家の財政再建の重要
な本当の意味の構造改革ではないか。今は、全体の行政が3階建てになっていて、3階に国の役人が、2階に都
道府県が、1階に市町村が住んでいる。1階の部屋の掃除をやるのに、3階の役人が1階まで降りてきて、掃除
の金を出すが掃除のやり方はこういう風にやらなければならないというようなところまで介入している。そこに
膨大なロスを生んでおり、1階の掃除は1階の人に任せれば良いし、掃除のお金も自らの財源でやれば良いのに、
その財源を吸い上げて1階の掃除の金まで3階の役人が握っている。こんな馬鹿なことをやっているから、無駄
が生じている。
長期的な課題と当面の課題をよく分けなければならず、木を見て森を見ないというようなことにならないように
しなければいけない。当面この財務省の役人が作ったペーパーに対して反論するということは必要であるが、や
はり全体をどうするか、長期的にどうするか、それらを十分踏まえて議論していかなくてはいけない。そういう
意味で地方六団体で常々思うことは、事がある度に集まってやるのではなく、経常的に、調査研究をするという
体制にしなければいけない。そういう体制が地方六団体の中で非常に弱体であると思う。今回、こういう委員会
ができたことは大きな進歩だと思う。その場その場でバタバタしなければならない場面もあるが、長期的、継続
的に勉強をこれからしていくべきではないかと思う。(梶原岐阜県知事)

〜 第2回 地方自治確立対策委員会 議事概要より 〜
http://www.bunken.nga.gr.jp/siryousitu/chijikaku/02kai/kiroku02.html

− 参 考 −
第三回「これからの高速道路を考える地方委員会」議事録
http://www.wakayama.go.jp/prefg/tokyo/zz-kousoku-gijiroku3.htm