日本は自ら滅んだのだ。米国や中国の悪口を言い、責任を米国や中国に押し付
ける前に我々は知らねばならないことがある。イラクがクウェートへ侵攻した湾
岸戦争で多国籍軍支援を行う際、当時、自民党の幹事長だった小沢一郎は
「米国から要求される前に日本独自に方針を打ち出す必要がある。
財政支援は最低で100億ドル。戦争がどうなるか、わからないし、
頭金みたいなものだ。(1991年1月21日)」
と決断をし最終的には総計135億ドルの拠出金を支払った。その功績でイギリスの
推薦により日本は拒否権つきの常任理事国に加盟することを約束された。その後、
小沢一郎と柿沢弘治の根回しで1995年の国連創設50周年式典において拒否権のある
常任理事国へ加入する下準備を外務省はしていた。その彼ら憂国の士を世論は失脚
させ、利権で生活費を得る政治家たちを政権に復活させた。結果、その亡霊たちを
我々が支持したことにより、日本の外交政策は180度転換してしまい拒否権つきの
常任理事国へ我々は自らの意思で辞退することになった。これで、核武装への道も
独自外交への道も閉ざされたことになる。当時の日本人は日本の経済発展に尽力し
た団塊の世代を馬鹿にし、自らの手で利権にしがみつく政治家を支持し玄関のカギ
を壊したという歴史の事実を逃げることなく直視しなければならない。そして、大
和民族の連帯責任として受け止め歴史の記憶を伝え民族の骨肉としなければならな
い。
田沢慎一郎著「日中2000年の真実」民明書房刊より
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