沖縄、きょう「慰霊の日」 壮絶な地上戦から58年
沖縄は23日、第2次世界大戦末期の沖縄戦で犠牲になった20万人以上を追悼する
「慰霊の日」を迎えた。「鉄の暴風」と称される壮絶な戦いから58年。県民はそれぞれの形で、
悲しみと平和への誓いを新たにした。最後の激戦地、糸満市摩文仁の平和祈念公園では
「沖縄全戦没者追悼式」が営まれる。
式には、細田博之沖縄・北方担当相や稲嶺恵一知事、遺族らが参列し、正午に合わせて
黙とうする。過去2年続けて出席していた小泉純一郎首相は欠席する。
今年から遺族の高齢化や暑さに配慮し、式を約20分短縮。戦没者を刻銘する
「平和の礎(いしじ)」は、初めて刻銘基準を見直し、県外、国外出身者の死亡時期、
場所の範囲を広げた。刻銘総数は23万8429人。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030623-00000008-kyodo-soci