【ラスベガス】オンライン・ポーカーの経験しかないのに世界大会で優勝、賞金250万ドル

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1帰社倶楽部φ ★
ラスベガス(AP)
ラスベガスのカジノ・ホテルで開催されていた第34回ポーカー・ワールドシリーズの
決勝トーナメントで24日、テネシー州のクリス・マネーメーカーさん(27)が優勝、
250万ドル(約2億9000万円)の賞金を手にした。
3年前にポーカーを始めたばかりのマネーメーカーさんはこれまで、インターネット上での
「オンライン・ポーカー」の経験しかなく、実際に対戦者を目の前においての勝負は、
この決勝トーナメントが初めてだった。

マネーメーカーさんは、オンライン・ポーカーの大手サイト「PokerStars.com」で、
40ドルの参加料を払ってゲームを開始。順調に勝ち進み、決勝に進出した。
決勝トーナメントでも、かつてのチャンピオンを相手に順調に勝ち進み、
最後に勝負したのはサミー・ファーハさん。長時間にわたる勝負の末、
フルハウスのマネーメーカーさんがワンペアのファーハさんに勝った。
友人から「マネー」のあだ名で呼ばれるマネーメーカーさんは、
「つきがついてまわった。最後にフルハウスとなるカードがテーブルに出されたとき、
心臓の打つ早さが倍になった。みんなは私のことを知らないから、過小評価していたんだと思う」
と語った。
マネーメーカーさんは、賞金のうち2万5千ドル(約290万円)をがん研究基金に寄付した。

19日から開かれていた今大会の決勝トーナメントには、昨年を33%上回る839人が参加。
これまでで最も多い参加者があった背景には、マネーメーカーさんのようにネット上での
オンライン・ポーカーを楽しむ人が増えてきたためと見られている。
PokerStars.comのダン・ゴールドマン副社長は、マネーメーカーさんの勝利は彼自身のセンスに
よるもので、オンライン・ポーカーで経験を積んで強くなったと指摘。
「ネット上で強い人は、実際の勝負でも強いことがわかった」と話している。

2003.05.27 Web posted at: 18:52 JST - AP
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200305270021.html