【五味】エジプト人被害者が毎日の対応に激怒【ボム】

このエントリーをはてなブックマークに追加
15
テレビ東京 NEWS EYE

 空港爆弾事件
  怒り収まらぬ被害者

 今月1日ヨルダンの国際空港で毎日新聞の記者五味宏基容疑者の持っていた荷物が爆発し、6人が死傷しました。
 この事件では、死亡した警備員の遺族が保釈に関する同意書に署名するなど、五味容疑者は近く保釈される可能性が大きいといわれています。
 しかし、この事件で怪我をした被害者のうちの一人はテレビ東京の取材に対して毎日新聞や五味容疑者を強く批判しています。

 事件発生から9日。毎日新聞は10日付けの紙面で事件を検証する特集を掲載、改めて謝罪した。
 一方ヨルダン側は、日本との関係を考慮してか、アブドラ国王自らが保釈についてコメントするなど、五味容疑者に配慮した扱いだ。
 これに対して被害者の一人、エジプト人実業家のシャラシュ(アイマン・ハメド・シャラシュ(37))さんは、テレビ東京の取材に応え怒りをあらわにした。
「本当にバカだ。日本の大新聞の記者が爆発物を持っていたなんて、そのまま航空機に乗らなくてよかった」
 サラシュさんは当時ヨルダン出張からエジプトに帰るため、手荷物検査に並んでいて巻添えとなった。
「戦場から爆弾をお土産に持ち帰るやつなんているものか」
 脇腹と足に爆発物の破片が刺さり4日間入院、全治3ヶ月から6ヶ月と診断され、妻と息子の待つエジプトにはまだ帰れない。
「毎日新聞の対応はすべて誠意に欠けていた。見舞いに来た斉藤社長は、忙しいからと2分間しかいなかった。私の体調を聞くこともなかった」
 シャラシュさんの弁護士によると告訴を取下げるよう求められ、ある金額が示されたという。
「私はこの話に憤慨した。私に対する侮辱だ。五味を投獄させたい。裁判に1万ドル〜2万ドルかかってもいい」
 これについて毎日新聞側は「被害者全員と交渉中だが、個別の金額については確認できない」としている。
 インタビューの途中何度も咳き込んだシャラシュさん。五味容疑者への思いをこう繰り返した。
「彼は記者を辞めるべきだ。記者を辞めるべきだ。辞めるべきだ」