日本の厚生労働省は、SARSの感染者を「疑い例」「可能性例」「確定例」
に分類しており、最後のカテゴリーは現在0人としている。
しかし、WHOの“Case Definitions for Surveillance of Severe Acute
Respiratory Syndrome (SARS)”
http://www.who.int/csr/sars/casedefinition/en/ では、前2者(Suspect case, Probable case)のみ。「確定例」にあたる
カテゴリーを設けていない。
「疑い例」「可能性例」という訳語もよくわからない日本語だが、「確定例」が
0人だから、日本には感染者はいない、と考えるのは馬鹿げている。
WHOによれば、世界中にそんな患者はいないらしい。