【警察】捜査資料を誤ファクス　回収せず「処分して」　奈良

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　奈良県警鑑識課が捜査資料を誤って奈良県大和高田市内の無職男性の自宅にファクス
送信していたことが２９日、県警監察課の調べで分かった。誤送信に気付いた男性は、すぐに
県警に連絡したが、送信した担当者は「処分して」と言っただけで回収もしていなかった。

　監察課によると、鑑識課員が２８日午前１１時すぎ、奈良地検側の求めに応じて捜査資料を
奈良地検葛城支部（大和高田市）あてにファクス送信した際、誤って男性の自宅に送ったらしい。
資料はＡ４判用紙３枚。００年に同県御所市内であった業務上過失致傷事件（交通事故）の
被害者と容疑者の氏名、年齢、住所などが書かれていた。現場検証などの詳細も記入されていた
という。

　深瀬敏次・鑑識課長は「不適切な対応をとり誠に遺憾だ。早急にファクスを回収し、再発防止の
措置をとる」と話している。
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