米政府が、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は「瀬戸際政策」の次の
ステップとして、日本が射程に入る中距離弾道ミサイル「ノドン」試射の
準備を進めていると分析、警戒を強めていることが5日、分かった。米政府
高官が同日、共同通信に明らかにした。
政府高官は「現時点で憂慮しているのはノドンだ」と述べ、北朝鮮の動向を
「注視している」と言明。その理由として「幾つかの動きがある」と説明し、偵
察衛星情報を基にしていることを示唆した。またノドンが移動式であるため
動きを把握することが困難とした上で「試射が切迫したと判断した場合、日本
政府に連絡する」と述べた。
米国との直接対話にこだわる北朝鮮が、米国の一部も射程に収めた長距離
弾道ミサイル「テポドン」よりも、技術的に信頼度が高いノドンを使って「危機」
をエスカレートさせようとする姿勢が鮮明になった。
引用元
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20030306AT3K0600Z06032003.html