【和歌山】“涙雨”ひな流し初の延期 和歌山・淡島神社

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“涙雨”ひな流し初の延期 和歌山・淡島神社

 桃の節句の三日、和歌山市加太の淡島神社で、一年間に全国から奉納された
ひな人形約二万体の供養が行われた。思い出深い母娘と別れる人形たちの“涙雨”か、
海への「ひな流し」は四十年余りの歴史で初めて風雨で四日に延期されたが、
女性ら約五千人が最後まで神事を見守った。

 本殿にぎっしり並べられた人形を前に、前田光穂宮司が「イラク、北朝鮮問題を
平和的早期解決に導き、日本経済の不況の波を流したまえ」と祝詞。巫女(みこ)と稚児が
白木の舟三隻に人々の願いを記した形代約一万枚を敷き、人形計千五百体を乗せて
桃と菜の花を飾り付けた。近くの桟橋まで参拝者約五十人が担いで練り、
色とりどりの傘が海岸通りを埋めた。

 和歌山市西浜の主婦吉田潔子さん(38)は「子供のころ母親に連れてきてもらって以来でした。
ひな流しが見られなくて残念」。京都市西京区から来た無職石川倭久子さん(59)は
「ひな流しを季語に俳句を作りに来ました。白波とのコントラストがいい句を連想させてくれそう」と
笑顔を見せた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news001.htm