★名古屋・中村区の朝銀信組銃撃 総連事件と同種銃弾?
・名古屋市中村区名駅四の朝銀中部信用組合名古屋支店で一月十四日夜、一階の
窓ガラスに銃弾が撃ち込まれた事件で、使われた銃弾は昨年十一月に東京の社民党
本部と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部に送りつけられた実弾と同じ種類の
可能性があることが愛知県警などの調べで分かった。
朝鮮総連などに送られた実弾は「ホローポイント弾」と呼ばれる殺傷能力の高い特殊な
種類とみられる。この弾は人体に命中すると弾頭のむきだしになった鉛がつぶれて
広がり、傷口を大きくする。一九九五年の国松孝次警察庁長官(当時)狙撃事件で
使われた。一方、警察や自衛隊が現在、使用している弾丸は「フルメタルジャケット」と
呼ばれ、銃弾全体が黄銅で覆われている。
愛知県警が朝銀の現場から発見した金属片を科学捜査研究所や警察庁の科学警察
研究所で鑑定した結果、弾頭の特徴や窓ガラスの割れた穴の形状などからホロー
ポイント弾の可能性がある。撃ち込まれた弾丸は一発とみられる。
県警銃器薬物対策課によると、この弾は現在、国内では生産されておらず、すべて海外
からの密輸品。県警が過去に同種の弾丸を押収した例はほとんどなく、流通量は極めて
限られている。
東京、名古屋の両事件では、いずれも「朝鮮征伐隊」の団体名を名乗り、中日新聞社
など複数の報道機関に男の声で犯行を告げる電話が入っていた。社民党本部と朝鮮
総連へ届いた郵便の消印は都内とみられる。県警は同一犯の可能性があるとみて既に
警視庁に捜査員を派遣。情報交換をしながら捜査を進めている。
http://www.hokuriku.chunichi.co.jp/00/sya/20030218/eve_____sya_____010.shtml