【社会】被害者父親が被告少年殴る…"遊ぶ車欲しさで殺害"事件公判★2

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500再掲
 青い海を望む沖縄中部の丘の上に平屋建ての民家があった。家族から
「おばあ」と呼ばれる祖母(79)は腰をさすりながら大きなため息をついた。
「宝物を失った」。深いしわが刻まれた顔に涙が光っていた。「あの子を
殺した子たちを殴ってやりたい。痛みを教えてやりたい」

 孫の森屋雄一さん(19)は軽い知的障害があった。8歳の時に母を
病気で失い、本土で働く父に代わって祖母が育てた。「おばあ、おばあ」と
慕ってくる孫を何とか自立させたいと、歯を食いしばってきた。3月に
養護学校を卒業した時、職員は「おばあにも卒業証書をあげたい」と
言ってくれた。「人の痛みがわかる優しい子に育ってくれたのに……」。
祖母は小さな声でそう話した。

 森屋さんは近くの老人ホームで働き始めた。日が暮れて、だれかが
「そろそろ終わりましょう」と呼びかけるまでそうじのほうきを離さない。
まっすぐで、人を疑うことを知らない。事件前には、同僚に「好きな
女の子ができた」とはにかみながら打ち明けていた。

http://www.yomiuri.co.jp/melt/r1213_08.htm