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【干支】疲れ取る成分、羊肉にたっぷり−北大助手が解明【未】

 羊肉に多く含まれるアミノ酸の一種、L−カルニチンに高い疲労抑制効果があることが、北大大学院農学研究科の
若松純一助手(35)の研究で明らかになった。若松助手は「羊肉を食べれば、L−カルニチンを効率的に摂取でき、
元気になれる」と話し、ジンギスカンをはじめ、今年の干支(えと)でもある羊の肉の効用を説いている。
 L−カルニチンは、体内のエネルギー生成をつかさどるミトコンドリアが、燃料とする脂肪酸を取り込むために
不可欠の物質。車に例えると、ミトコンドリアがエンジン、脂肪酸がガソリン、L−カルニチンが燃料ポンプの働きとなる。
米国などでは脂肪燃焼効果に着目し、ダイエットに活用されている。
 若松助手は今回、L−カルニチンを0・3%の割合で含む餌を与えたマウスと、無添加の餌を与えたマウスが水中で
泳ぐことのできる時間を比較。L−カルニチンの入っていない餌を与えたマウス群は平均千百八十一秒だったのに対し、
L−カルニチンを含む餌を与えたマウス群では千八百九十秒と60%も時間が延びた。
 マウスの体内にL―カルニチンが取り込まれたことで、ミトコンドリアが脂肪酸を吸収する効率が高まり、エネルギー
生成が盛んになったためと考えられる。このため、L−カルニチンには単なる脂肪燃焼効果だけでなく、運動能力を
高めたり、疲労を抑制する効果が期待できる、としている。
 L−カルニチンは穀類や野菜にはほとんど含まれず、家畜の肉に多い。中でも羊肉の含有量は百グラム当たりで、
マトンが二百−二百五十ミリグラム、ラムが百−百五十ミリグラムと、鶏肉の同五−十ミリグラム、豚肉の同二十ミリ
グラム前後、牛肉の五十−七十五ミリグラムと比べ、飛び抜けている。
 今回の研究で、この十二月二十五日に博士号を取得した若松助手は「L−カルニチンは二〇〇度前後まで加熱
しないと分解しないので、ジンギスカンなど一般的な調理では損なわれることがない」と指摘している。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20030101&j=0046&k=200212314614