作家池宮彰一郎氏(79)の歴史小説「遁(に)げろ家康」(朝日新聞社刊)の
記述に、司馬遼太郎氏の「覇王の家」(新潮社刊)との類似個所が
多数あることが分かり、朝日新聞社は25日までに、同作品を
絶版・回収することを決めた。
同社と池宮氏によると、今年9月ごろ、読者から両作品の類似について
指摘があり、同社出版本部でも登場人物の発言や場面描写に相当数の
類似を確認。(中略)
池宮氏も「97年の執筆当時、歴史史料と先行作品を抜き書きした
メモを混用、誤用した可能性が高い」と認めたため、池宮氏と同社は
先月、司馬氏の遺族に文書で謝罪し、絶版・回収の条件で了承を得た。
池宮氏は「5年前の作品のため記憶が定かではないが、家の
引っ越しと妻の入院・手術が重なり、仕事場が混乱していた。
(類似について)ずっと気持ちは引っかかっていた。司馬さんには
ご迷惑をかけた」と話している。
「遁げろ家康」は「週刊朝日」に1997年から1年間連載され、99年に
単行本化、今年1月に文庫化された。単行本は約9万部、文庫は
約8万部出版されている。
( ´D`)ノ<引用元:Yomiuri On-Line(読売新聞社)
http://www.yomiuri.co.jp/04/20021225i403.htm 依頼:
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1040305720/920