>>952 あい。たのしみにしてます。w (すれちがいすません)
954 :
【 ´ω`】ぅ.ぃ<日々是努力♂:02/11/28 13:08 ID:F8PIoKWT
読売のやや長文の論評。(11月28日)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20021128so12.htm 人工授精でHIV感染
◆子を望む感染者が増加 医師は最新技術に精通を
エイズウイルス(HIV)を除去したはずの夫の精子で、人工授精した妻
が感染した。(科学部・片山圭子)
感染したのは、夫がHIV感染者の西日本在住の夫婦。精液からHIVを
除去する手法が開発されたことを報道などで知り、西日本の大学病院
に実施を依頼、人工授精を数回受けた。妻は妊娠せず、HIVに感染して
しまった。
医師は最新のウイルス除去法をまねたという。だが実際に行われたのは、
元気の良い精子を選別するだけの一般的な手法で、ウイルス除去は
ほとんど期待できなかった。安全性の確認や患者への危険性の説明も
不十分だったという。この医師がHIV感染者を手がけたのは初めてで、
学内の倫理委員会にも諮っていなかった。夫婦の強い希望で行った医療
とはいえ、その責任は重い。
最新の手法は、厚生労働省の研究班などが開発したもので、さまざまな
技術を組み合わせ、HIVはほとんど残らない水準まで洗練されている。
最新手法により過去10人が妊娠、3人が出産しているが、妻や子への
感染例はない。
こうした技術開発が進んでいる背景には、子供を望むHIV感染者が増え
ている事情がある。発症を遅らせる薬の出現によって、感染者が結婚し、
家庭を築くことが可能となっているのだ。
(つづく)
955 :
【 ´ω`】ぅ.ぃ<日々是努力♂:02/11/28 13:08 ID:F8PIoKWT
(つづき)
自然妊娠を試みる夫婦もいるが、当然、感染の危険性は高い。夫が感染者で、
自然な夫婦生活を送っている場合、妻が感染する率は年間約5%といわれる。
また、厚生労働省の調べでは、母子感染も28例(9月現在)出ている。
ウイルス除去の技術は、妻や子を感染から守りたい男性感染者にとって朗報
だっただけに、今回、不十分な技術による感染の波紋は大きい。第三者の精子
を使った人工授精の場合は、提供前にHIVやB型・C型肝炎などの感染症の
検査が義務づけられており、さらに今後、不妊治療の実施基準が法制化され
る予定だ。しかし夫婦間の場合は検査義務がなく、実施基準の対象にもなら
ない見込みだ。
患者は「大学病院」に信頼を寄せ、担当医師に高い技量を期待したようだ。
しかし、生殖補助医療の技術改良は日進月歩で、熱心な不妊クリニックなどの
方が、大きな病院より進んでいる場合もある。HIVを精液から除去する技術は、
1995年ごろから改良が続けられており、この医師に意欲があれば、自分の
手法の危険さを知ることは可能だったはずだ。
自ら、最新のHIV除去技術の開発に携わってきた荻窪病院(東京都杉並区)の
花房秀次・血液科部長は「知識不足の医師による治療は増えており、今回の
ケースは氷山の一角だ。技術的なマニュアルなどを早急に作って、全体の水準
を底上げする必要がある」と警告する。
(さらにつづく)
956 :
【 ´ω`】ぅ.ぃ<日々是努力♂:02/11/28 13:08 ID:F8PIoKWT
(つづき)
慎重論もある。生殖補助医療のルール作りを進める国の審議会のメンバーでも
ある吉村泰典・慶応大教授は「最新技術は論文などで公開されており、それぞれ
の医師が自ら学ぶもの。だれかに強制されるべきものでない」と安易なマニュア
ル化には反対だ。
さらに「技術水準の問題も含め、生殖補助医療ができる条件を学会の指針など
で制限することは、子供を持ちたいという患者の願いを制限することになりかね
ない」と警鐘を鳴らす。
もちろん、どんな医療技術も100%安全とは言えない。どこまでリスクを負い、
どんな医療を受けるかという選択は、医師の説明を受けたうえで、患者本人が
するものだろう。それだけに先端医療に携わる医師は、最新技術と、そのリスクを
知り尽くしていなければならないはずだ。関係者は、今回の事例を踏まえ、
「医療の質」を保証するための方策を真剣に検討して欲しい。
(2002年11月28日)
長文スマセン。論点は大体出ていると思われまする。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。